成人式
毎年恒例の成人式のお仕事も終わり、2月。
皆様は来年のお着物レンタルや前撮りなど、慌てて予約されている気がしますが、
今はとてもたくさんの写真屋さんやレンタル店、
そしてなにより呉服屋さんもたくさんあります。
そんなに慌てなくても。。と思う美容師の私です。
結いまあるでも、成人式ご予約を受け付けております。
子供が大人になる瞬間の、素敵な儀式。
日本には成人を祝う儀礼は古くからあり、
男子には元服・褌祝(ふんどしいわい)
女子には裳着(もぎ)・結髪 などという行事がありました。
「大人になったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」
振袖は、長い袖がゆらゆら揺れ動くものですよね。
この長い袖により厄を払うとされ、19歳で厄がある女性には厄払いができるという意味が込められていますし、
晴れの成人式や結婚式に振袖を着ることで、人生の門出に身を清める意味があるのです。
成人式は、冠婚葬祭の「冠」に当たる儀式
つまり「最も格式の高い場」です。
振袖に手を通す。
親としては感無量のときですね。
成人式の仕事に携わり25年。
初めは私も成人式を迎える前の小娘でした。笑
お姉さんだなぁ~、素敵だなぁ~ なんてうっとりしていたのを覚えています。
懐かしい。。
そして自分の成人式は、寝ずに仕事をしたのを覚えています。
一緒に仕事をさせていただいたのは、
着付け業界では日本で知らない人はいない、
最高の技術を持った素晴らしい師匠。
80歳を過ぎていますが昭和区で現役を続けていらっしゃいます。
私も先日着付けをしてもらいました。
とても素敵な日になり、美容師の仕事の素晴らしさを肌で感じました。
着物を着る日は特別な日でもあります。
その日に、着崩れすることなく、一日苦しくなく
その方の最高の笑顔が引き出せるようお手伝いすることが
私たち美容師の腕の見せ所です。
改めて気持ちが引き締まった日でもありました。
ひと針 ひと針
襟閉じから着付けはスタートします。
美容師は大切なお客様のお着物をお預かりして、着崩れないよう襟を縫います。
それがまた大変な職人技なのです。
先日改めて師匠に教えていただき、初心に戻りました。
その方の体型を考え、襟の幅も決めて、タオルで補正をしたり、紐が食い込んで苦しくならないように補正をして
女性らしい体のラインを作ります。
着物はとても奥深い
日本の伝統をどのように後世に伝えるかを考えております。
着つけるのは美容師の仕事
着こなすのは本人なのです。
50:50
結いまあるでは、どうしたら?と考え、
成人式のご予約をしていただいた方は、日本舞踊の体験をしていただきます。
女性らしいしぐさ
着物の扱い
歩き方
座り方
そしてなにより、息苦しいといわれる着物への気持ちを取り除いて
成人式当日、気持ちよく最高の日にしてほしいと考えています。
この考えを相談したところ、和の素晴らしさ、着物の素晴らしさを知り尽くしている
日本舞踊・五條流の先生がお手伝いしてくださることになりました。
結いまある成人式企画・日本舞踊企画スタートしています。
来年成人式のお客様はもちろんのこと、お嬢様をもつお母様のために、着物のSOS
なんでも相談できる着物のコーディネーターさんをお招きして、
着物の知識のない私たち世代のための勉強会を開くことにしました。
着物のことは祖母に聞けば。と、他人ごとにしていませんか?
ご自身もいつか祖母になり、娘さん、お孫さんに着物の知識を伝えていく立場になります。
今からでも遅くありません。
まずは着物の知識を身につけましょう。
そして着物を好きになってください。
自装着付けではなく、着物の知識の勉強会です。
美容師としての私からのアドバイス
そして着物のことならなんでも教えてくださる、着物のスペシャリストをお招きして
ママのための着物SOS講座
開催します!
私たちのやるべきことは、日本の伝統をしっかり守ることと考えております。
その日はもちろん私も生徒です。
美容師というより一人の女性、母としてしっかり勉強したいと思います。
ぜひ一緒に勉強しましょう。
ご予約は結いまあるまでお願いいたします。
ママのための着物SOS講座
2017年2月28日 火曜日
12時~13時 個人勉強会
13時~15時 ママ着物勉強会
15時~16時 個人勉強会
予約制 10名様まで
講習費 3,000円
ご自宅に眠るお着物、受け継がれているお着物をお持ちいただきますと、
コーディネーターさんがアドバイスもくださいます。
日本の伝統を大切に守るお手伝い美容師
結いまある